今でも思い出すあの瞬間「今日で全員この会社辞めます」

2025年2月22日
「今日でこの会社辞めます」

今でも忘れない2014年の2月のある日、朝礼の時に5人のスタッフが立ち上がり、リーダー格のAさんが「今日でこの会社辞めます」と言ってきました。
当時は大手企業からの広告の委託が次々と舞い込み会社は成長中。
「今日で会社辞めます」と申し出た社員の中には、昨年4月当社で初めて採用した新卒の営業社員もいました。

私にとっては青天の霹靂でした。
納期を控えた多数の仕事のスケジュールが一瞬で吹っ飛び、頭が真っ白になりました。

「ワンマン社長の病気-指示命令」

今思えば、私はワンマン社長の典型のような経営者でした。
大手証券会社の営業を経験してきた私は営業には自信がありました。
次から次へ仕事を受注し、お客様には考えられる最速の納期を提示し、評価を得てきました。
どんな無理な仕事も断ることはありませんでした。
むしろ無理な仕事も引き受けることができることに誇りすら感じていました。
「俺も寝ずに頑張っているのだから、みんなも頑張って当然!」とばかりに社員さんにも無理を強いていました。

しかし、その事実は後から、あの「最悪の事態」を振り返り、少しづつわかってきたことで、当時はと近く前に進むことで精一杯でした。
社員さんとの会話は作業や納期のことばかりで、一人一人の気持ちを考えることはありませんでした。
圧倒的に社内のコミュニケーション不足の状態を放置していました。

コミュニケーション不足が社内にもたらす孤独と負の現実

今思うと、この事件の前、私は大変孤独でした。
後で分かったことですが、社員もみんな孤独でした。

こうした孤独が、下記のような負の現実を会社にもたらしました。
・ミスが多い
・収益性が低い
・離職率が高い
このような問題に常に悩んでいました。

コロナ禍でリモートワークが普及し孤独が増大!

「コミュニケーション不足」がチームの崩壊をもたらすことを体験した私は、コロナ禍でリモートワークが始まった時、
「チームのコミュニケーション不足が企業の大きな問題になる」と感じ、どうしたらその孤独を解消できるか考えました。
そして、コミュニケーション不足で失敗した体験から「オフィスのコミュニケーション不足」を解消することを仕事にしようと決めました。

Google Workspace研修の開始

それ以来「オフィスのコミュニケーション不足」を解消するツールの研究を始め、たどり着いたのがGoogle Workspace(グーグル ワークスペース)によるコミュニケーションアップの手法です。
もともと、Google Workspaceは、遠隔で同時に作業をするのに大変適したツールです。

実験的に自社で取り入れたところ劇的にコミュニケーションの量と質が上がり、コミュニケーション不足が解消し、チームワークが強固になりました。

当社では、この体験をもとに、Google Workspaceの研修を構築し、皆さんにGoogle Workspaceを使ったチームのコミュニケーションアップを体験してもらうプログラムを受けていただいています。

日本中のオフィスから孤独をなくし、生産性の上がる組織に変身してもらうことを当社の使命と決める!

実際にGoogle Workspaceの研修をさせていただくと、
「コミュニケーションが良くなった!」
「リモートでも会社にいるように感じるようになった!」
「チームの一体感が出た!」
「チームの生産性が上がった!」
など、私たちの想定していた以上の喜びの声を聞きます。

そして現在当社では、
「日本中のオフィスから孤独をなくし、生産性の上がる組織に変身してもらう」
ことに使命感を感じ、研修に取り組んでいます。

     

    TOP