AIが「理」なら人は「情」

第1回 中川塾 名古屋

先日、私が野村證券時代お世話になり、
恩師として慕っています中川俊彦氏
と会食をさせていただきました。

中川氏は、野村證券 常務取締役、
あいおいニッセイ同和損害保険
専務執行役員を歴任され、
現在は株式会社オフィス中川代表取締役
として、経営者のご指導をされています。

私と同じように中川氏の人柄を慕う
経営者やビジネスマンが全国にいますが
この日は、その中で名古屋に縁のある
方たちが集まりました。

あまりに盛り上がりましたので
中川塾名古屋と名付けて
定期開催することとなりました。

生成AIと人の輪
両輪で進む時代

いま、世の中は生成AI一色。
効率、スピード、コスト削減。
確かにAIの力は、計り知れない。

生成AIの取締役まで
誕生しました。

けれども、ビジネスの本質は
「人と人のつながり」にこそある。
AIだけでは、信頼も感動も生まれない。

AIは「ノウハウ」や「答え」を生み出すが
人は「想い」や「情熱」を生み出す。

この違いを見失ってはいけないと
また改めて感じました。

人の輪が生む価値

どんなに高性能なAIでも、
雑談の中から生まれる「ひらめき」
は作れない。
人の輪が、創造を育てるんです。

仲間との対話、共感、励まし。
その中でこそ、挑戦が続く。
ビジネスは人のエネルギーで動くもの。

AIは目的に向かってブレることがないが
人は揺らぎ、葛藤する。

揺らぎ、葛藤するからこそ
心が動き
人が動き
世界が動く

AIはあくまで道具。
使う人の温度が、成果を左右する。
正しさだけでは、未来は作れません。

融合こそが鍵

では、どう融合させるか。
AIでデータを整理し、
人が想いで方向を決める。

AIが作業を支え、
人が文化をつくる。
その組み合わせこそ、最強のチーム。

AIが「静」なら、人は「動」。
AIが「理」なら、人は「情」。

この両輪が噛み合ったとき、
真のDXが動き出します。

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