納品はゴールではない!

官と民で描く、岐阜県の未来

昨日は、一般社団法人
岐阜ビジネスフューチャーズ主催の
「官と民で描く、岐阜県の未来」
に参加しました。

岐阜県の江崎知事の「岐阜県愛」を
感じさせる熱く、大きな構想を聞き、
岐阜は変わるなーと思いました。

江崎知事といえば、岐阜県名物の
喫茶店の豪華なモーニングに賞を出し、
自ら順番にそのお店を回って
Xで発信するなど面白い
取り組みをしてますね。

経済産業省内閣府の官僚から
今年2月の知事当選をスタートとして
ものすごい勢いで
岐阜の魅力を情報発信をされています。

高市首相にしても、江崎知事にしても
当選をゴールにせず、
ご自身のやりたいことの
スタートラインとする姿勢は
見ていて本当に頼もしいです。

納品はゴールではない!

システムを導入した瞬間に
「これでDXのゴールだ!」と感じてしまう。
そんな空気が世の中にはあります。

しかし本来、DXとは
ツールを入れたことで始まる“変化のプロセス”であり、
納品はゴールではなくスタートラインなのです。

私自身も多くの企業を支援する中で、
「納品直後が一番使われていない状態」
という現実を何度も目にしてきました。

納品で終わるIT導入の落とし穴

補助金や開発案件の多くは、
「納品=成果」という構造になっています。
つまり、完成した瞬間にプロジェクトが終了します。

現場がそのシステムを使いこなせるか、
社員が業務を変えられるか、
そこは契約の範囲外になっていることが多いのです。

だから企業の中には、
“導入されたけれど誰も触らないシステム”が
静かに増え続けています。

DXとは「人が変わるプロセス」

DXの本質は、技術の導入ではなく、
人の仕事のやり方や考え方が変わることです。
どれほど高機能でも、使われなければ価値はゼロ。

「この機能を覚えてください」ではなく、
「このツールを使えば仕事がこう楽になります」
という“意味の共有”こそが、
DXを前に進める力になります。

読者の皆さんの会社でも、
導入研修で説明は受けたけれど、
次の日には元のやり方に戻っていないでしょうか?

DXの成功は
「定着」と「成果」で測られる

経営に活きるITとは、
“導入されたシステム”ではなく、
“使われ続ける仕組み”です。

入力が自動化される、
会議が短縮される、
情報が即座に共有される。
こうした体験が積み重なった時、
社員は「これは便利だ」と自ら使い始めます。

DXとはまさに、
その“人が動き出す瞬間”を作る活動なのです。

伴走型のDXが企業を変える

Google Workspaceも、
導入するだけではただの箱です。
しかし、会議で実際にDriveを開き、
Chatで意思決定が進み、
社員同士がアイデアを出し合うようになると、
会社全体の空気が変わり始めます。

納品で終わるITは“道具”止まり。
定着し成果を生むDXこそが、
企業の未来を変えていくのです。

あなたの会社のDXは、
まだスタートラインに立っただけかもしれません。
今こそ、本当のDXを始めてみませんか?

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