20251205

自分がやったほうが早い…その罠

仕事を抱え込んだまま
突っ走ってしまうこと
誰にでも覚えがありますよね。

私自身も、起業初期は
全部自分でやったほうが早いと
信じて疑いませんでした。

けれど、その習慣は
静かに会社の成長を
止めてしまうんです。

急成長企業で起きる“社長万能症候群”

気づけば会社が
ここまで大きくなっていた。
そんな瞬間は嬉しいものです。

しかしその裏側で
社長が全部引き受ける体質が
作られてしまうことがあります。

私も、スピード重視で
社員に任せるより自分でやったほうが
早いと思ってしまう時期がありました。

でもそれでは
社長の時間がボトルネックになり
成長が頭打ちになるんです。

読者の皆さんは
同じような感覚を
経験されたことありませんか?

“長年続く企業”で起きるベテラン依存

一方、歴史ある企業にも
同じ落とし穴があります。
それは「属人化」です。

古参の社員にしか
わからない仕事が多すぎる。
でも働き方改革で時間は減っている。

十分な共有ができないまま
ベテランが全てを抱える。
その結果「自分がやったほうが早い」。

これが悪気のない
停滞の原因になってしまいます。
会社の未来にとっても危険です。

成長を止める共通点は“仕組みの欠如”

急成長企業も
老舗企業もじつは同じ問題です。
人ではなく“仕組みが足りない”。

任せられないのではなく
任せられる土台がないだけ。
それなら解決できます。

だからこそ必要なのは
感覚や根性ではなく
「ルール・ツール・スキル」の整備。

人を中心にした
仕組みづくりに切り替えることで
会社は一気に息を吹き返します。

人中心のDXで“仕事の奪い合い”が“仕事の分かち合い”へ

DXとは単にIT化ではなく
人が仕事しやすい環境の整備です。
ここを間違えてはいけません。

ルールがあるから迷わない。
ツールがあるから共有できる。
スキルがあるから任せられる。

この3つが揃った瞬間
「自分がやったほうが早い」は
「誰でもできるから安心」に変わります。

そして社員が動く会社は
社長の時間を取り戻し
会社の成長スピードも加速します。

その先にあるのは
人が育ち、仲間が増え続ける
“人中心のDX”の未来です。

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