DXが得意な経営者になろう!

2024年10月11日
昨日はApple Vision Proが発売になった話題でした。

それにしても、Apple社の製品にはいつも驚かされます。
imac(1998年)、iphone(2007年)、Mac Book Air(2008年)、ipad(2010年)、Apple Watch(2015年)など、どれも社会に大きなインパクトがありました。

今回のApple Vision Proで注目されているのはその操作方法です。マウスやキーボードなど従来の方法ではなく、目線追跡やハンドジェスチャーなど、今まで考えられなかった、人間工学に基づいた新しい操作方法が実装されています。しかも、空間全体とモニターの区別をなくすというチャレンジが盛り込まれています。
こういった斬新な発想はApple社ならではですね。

そして、Apple社がすごいのは、Apple本社から見れば、はるか彼方の日本で、私のような一個人が、Apple社が意図したようにライフスタイルを変えている点です。皆さんはどう思いますか?

このように、Apple社がインパクトが強い製品を出し続けられるのは、彼らが「新しいライフスタイルを提供する」ことを企業の使命にしているからでしょう。
毎回、製品を使ってみると、Apple社がどういうライフスタイルを提供したいのかが製品から伝わってくる気がします。

これは、DXに取り組もうとしている私たち経営者にも参考になりますね。
私は日頃、多くの方から
「DXと言われてもどこから手をつけていいかわからない。」
「DX推進のため、高いお金を出したが効果が出ていないよー。」
というご相談をよく受けます。

そういった場合、必ず、「このツールを導入したら、どうなりたいですか?導入後どんな状態をイメージしてますか?」と伺います。
ポイントは下記の3点です。

・どんな情報をデジタル化して
・どの社員さんに、どう使ってもらって
・どんな効果がイメージできるか

例を挙げれば、

「勤怠管理の情報をデジタル化して、総務の女性の残業時間を減らしたい。」といった感じでしょうか?

経営者が今後のご自身の会社で起こしたい色々な場面を想像していくと会社のDXに必要なものが見えてくるかもしれません。
一度、社員さんとご一緒に「未来の自社の毎日」を想像してみるのもいいかもしれません。

それが、「DXが得意な経営者」への第一歩です。

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