足し算じゃない!答えから考えるDXが大切

2024年10月16日
すごい本に出会いました。
その本は「その仕事、全部やめてみよう」著:小野 和俊 (ダイヤモンド社)です。

「できればそうしたいよ!無責任な!」と最初は思いましたが引きこまれました!

この本のポイントは、足し算ばかりしてないで、引き算で考えなさいということだと私は感じました。

本の中で面白かったのは、「To Stopリスト」を今すぐ作れ!というアドバイスでした。
つまり、やらないことを決めろとしうことです。
仕事をやっていくと「やった方がいいこと」「やらなければならないこと」がいっぱいになって、「本当にやらなければならないこと」が後回しになりがち。
そんな時、「To Stopリスト」(やらないことのリスト)を作るというのは逆転の発想ですごい!

自分では勇気がなくて、「To Doリスト」(やることリスト)はスラスラ出てくるのに、「To Stopリスト」(やらないことのリスト)はなかなか書けない自分に気づきました。

これはなんででしょうか?

日本人は足し算的に考える真面目な人に多いそうです。
5+5🟰いくつ?と考える。
足し算で答えを求める考え方ですね。

これに対し、海外の人は答えを最初に持ってくるんだそうです。
10🟰〇〇〇〇
答えを最初に持ってくると、足し算だけじゃなく、引き算も、割り算も入ってくる。
海外の教育は、目的や結果に行き着くには現状からどう行動すればよいかをこのように答えから式を導き出すことを大切にするそうです。

日本の失われた30年の原因は、政府や為替のせいじゃなく、この辺の日本人の発想が原因かも。

ある現場でこんなことがありました。
業務のミスを少なくするために機械の周りにカメラを取り付けて記録し、原因を究明しようということになりました。
業者さんに相談をしたら、死角をなくすため、1台の機械に4台のカメラを設置することが必要とのこと。
それに従うと工場全体では、何十台のもカメラを設置しなければならず、莫大な費用がかかります。
そして、この膨大な量の記録をいったいだれが見て検証するの?ということが問題になり、カメラの設置を取りやめとなりました。

このような足し算で考えるDXをやめて、答えから考えるDXを行ったおかげで、プロジェクトはより本質的なものとなり、今はワクワクするようなすごいDXが進行中です!

足し算じゃない、答えから考えるDXが大切!

そのことを痛感する日々です。

我々は、お客さんのお声を聞き、現場に通い、お客様すら気づかないようなアプローチで、DXを成功に導きたいと願っています。

ワクワクするDXをご一緒に!

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