「買うDX」と「生み出すDX」

2024年11月21日
当社では、下の二つのDXを分けて考えます。
パッケージソフトやオリジナルシステムを外部から調達してDXを行う「買うDX」
ノンコードのクラウドサービスを使って社員さん自身がアプリや仕組みを作っていく「生み出すDX」

どちらも大事ですが、経営者の関心はやはり「買うDX」が中心となります。
しかし、資金の乏しい小さな会社は「生み出すDX」に力を入れるべきでしょう。
ぜひ、あきらめないで「生み出すDX」に挑戦してもらいたいです。
「生み出すDX」は、業務時間に余裕がないなど、社内の環境が整わないとなかなか難しいのも現実ですが、最近は「ノンコードツール」と言って、プログラム言語を知らなくても、簡単なシステムは作れるようになりました。

我々の推奨しているGoogle Workspaceを使えば、プログラム開発経験がなく、パソコンが苦手という社員さんでも短時間で制作が可能です。
スケジュール管理ソフト、在庫管理ソフト、勤怠管理ソフト、日報管理ソフト、アンケートの集計ソフトなどは、簡単にノンコードツールで自作できます。

また、チャットGPTの登場は本当に大きいです。
スプレッドシートが自動的に動くマクロのシステム開発は、チャットGPTに書いてもらい、簡単な手直しをすれば実装できるようになりました。

「生み出すDX」には、Googleスプレッドシートを使いこなすというのが近道です。よく、Googleスプレッドシートとエクセルを比較される方がいます。
そして、エクセルをよく使う方ほど、Googleスプレッドシートを敬遠する傾向があります。
Googleスプレッドシートは、使える日本語フォントの数が少なかったり、画像が自由に取り込めなかったりとエクセルに劣る側面があるからです。

私は、エクセルとGoogleスプレッドシートは全くの別物と考えていただいたほうがいいと思います。

エクセルは、パソコン内で作業するのに適しており、装飾や機能が豊富で、レポート作成に使えるほど編集機能が充実しています。
一方、Googleスプレッドシートは「表計算」に特化しているため、レイアウトに関して納得のいくものができません。
しかし、Googleスプレッドシートは100人までの同時接続が可能という、エクセルにはない、クラウドツールならではの特徴があります。
この機能は、リモートワーク、働き方改革で働く場所がオフィス以外にも広がりつつある現在、本当に大切な機能です。

当社では、このスプレッドシートの機能をフル活用しています。
その結果、会議が減り、社員間のコミュニケーションが増え、自主性が出て、仕事が大変早く進むようになりました。
どのような利用法があるかは、セミナーなどで発信しています。

セミナーでは、「全く知らなかった使い方をいくつも知れた!」「早速使ってみたら、効率がすごく上がった!」などのお声をいただいています。
興味のある方は一度、当社のセミナーを覗いてみてください。

「生み出すDX」の第一歩は、Googleスプレッドシートを使うことであると言ってもいいと思います。

「DX」という言葉は、何か曖昧で、お高く止まっていて、冷たい印象があり、私はあまり好きな言葉ではありません。
しかし私がやっていることは「デジタルを使った会社の成長のお手伝い」なのでDXという言葉が意味としてはぴったりです。

ただ、ニューフォースが目指すDXは、巷に溢れるDXツール、ITツールの制作会社や販売会社の広告宣伝に出てくる「DX」ではありません。
ネットに溢れる「買うDX」ではなく、社員さんが必要なのがあれば自分で作るという考え方で自分自身で創意工夫をしていく「生み出すDX」です。

当社はこの転換点を作るDX研修を提供しています。
「生み出すDX」は、本当に効果があります。
ご一緒に「生み出すDX」を始めましょう。

    TOP