2024年11月26日
朝ドラ「おむすび」やってます。橋本環奈ちゃんがかわいいですね。
阪神淡路大震災前後で生まれたギャル、米田結の物語。
2004年前後の時代設定なので、昔懐かしい初期のUFOキャッチャーやプリクラが出てきます。
UFOキャッチャーやプリクラはセガが開発した製品。
セガは当時、スーパーソニックでも世界を席巻しましたね。
我々おっさんはまさに少年、青年時代。話し出したら止まらないですよね。
当時の開発は「各社単位」、任天堂も、ソニーも同じように企業秘密を守りながら自社開発にしのぎを削っていました。
このスタイルを「クローズドイノベーション」というそうです。
日本企業は、「クローズドイノベーション」は得意でしたがのちに出てきた「オープンイノベーション」の開発手法はあまり得ではなかったようです。
日本企業は、当時世界を席巻した技術や製品が、「オープンイノベーション」による開発に押され、姿を消していきました。
現在の日本の中小企業のDXはまさに「クローズドイノベーション」自社でなんとかしようという考えがとても強いように思います。
ごく一部の分野で現在日本でオープンイノベーションが急速に発展しています。
それは、「スタートアップ」の分野です。
若者のアイデアや技術を大企業が資本提携という形で取り込み、自社の新聞や開発のスピードをあげようとしています。
日本の先頭を走っているソフトバンク、ソニー、NTTデータ、日本IBMなどの大手企業は、若者の取り込みに成功し、大きな流れとなろうとしています。
ソフトバンクは人型ロボットPepperを通じてオープンイノベーションを実践していますし、
トヨタも「TOYOTA NEXT」プログラムを通じて、外部企業や研究機関と協力しています。
また、ソニーは、「Sony Startup Acceleration Program」を展開し、スタートアップ企業との協業を推進しています。
国も後押しし、つい最近名古屋でもオープンイノベーション拠点である「STATION Ai」が鶴舞にオープンしました。
DXも自社しか視野にない「クローズドイノベーション」から、業界、世界を視野に入れた「オープンイノベーション」の発想が必要です。
中小企業のオープンイノベーション事例は、東京商工会議所が「中小企業のイノベーション創出事例」というホームページを作っています。
ぜひご参照ください。
https://www.tokyo-cci.or.jp/innovation/casestudies/index.html
面白い事例が満載です。
・運送業の株式会社ハーツは、時間で料金を明確にした運転手付きのレンタルトラック事業で下請けからの脱却に成功!
・有限会社アクストは、靴の下請けから「コンサルティング+オーダーメイド」の新業態を開発しました。
・細田木材工業は、新木場の木材会社でしたが、解体された木材を「不燃木材」に変え、上野動物園など多くの公共施設に使われる素材メーカーになりました。
我々も、昭和・平成の「クローズドイノベーションマインド」を捨て、周りとの共生を意識した「オープンイノベーションマインド」でやっていきましょう。