2024年11月28日
昨日は、中古車販売会社の方からご相談がありました。
この会社では大きく自動車販売、車検、板金塗装の3種類の業務があるそうです。
中古車販売会社の一般的な業務内容かと思います。
ご相談内容は、
これらのパッケージソフトのデータがすべてバラバラで、会社の全体像がわからない!
パッケージソフトだけでは在庫管理ができないから困っている。
パッケージソフトのデータでは営業が必要な情報が手に入らない。
というものでした。
多くの日本の小売業には、業種ごと、商品ごとで難しい計算を簡単にしてくれる販売管理ソフトがあります。
自動車業界では、板金塗装、車検など見積もりに複雑な計算が必要なものも、必要事項の最低限の入力で簡単に見積書ができて便利です。
販売管理ソフトは、見積書、請求書などの帳票類も出せ、日々の売上も集計できます。
お客様の名前や住所など重要な顧客情報も蓄積しています。
しかし、こうしたパッケージソフトをいくつも繋ぎ合わせて使っていると、全体像が見えない、パッケージソフト同士のつなぎがうまくできないなどさまざまな問題が生じてきます。
そこで、今回は、こうしたパッケージソフトから、一度データをすべて表計算ソフトに書き出し、複数のパッケージソフトのデータの項目名を統一して、営業動向、原価計算、固定費、変動費、在庫管理など現在使っているパッケージソフトではできない分析ができるようにする提案をしました。
この提案に管理職の方にも、「これが欲しかった」ととても喜んでもらえました。
パッケージソフトは、基本的には、見積書の作成ソフトと考えたほうがいいです。
ただ、その中には分析すると損益分岐や、売れ筋の変化など会社の現状がわかるデータがいっぱい眠っています。
それらを一度単純なデータとして取り出して、一つにまとめて、別の価値を生み出すことができます。
このようなデータの加工ができるようになると、ブラックボックス化し、パッケージソフトの中に眠っていたデータに価値が出てきて「宝の山」に変わります。
あなたの会社にはブラックボックスはありませんか?
もしあればぜひ相談してください。「宝の山」に変わるかもしれません。