2025年1月4日
2025年から始まる製造業の大変革についてです。
当社はDX支援事業として工場の見える化による生産性向上のお手伝いをしています。
工場の無駄を省き、時間あたり、一人当たりの製造数を上げたり、品質を向上したりすることです。
2025年から始まる製造業の大変革
製造業は2025年、多くの課題に直面しています。
労働力不足の深刻化と労働力のコストアップです。
原材料費、燃料の高騰も然りですが、このところの人件費の高騰は特に深刻です。
中小企業であっても、老朽化した設備を一新する設備投資を行い、工場の変革が急務になっています。
しかし、これを実現するためには、現場の生産管理や工程の最適化が必要であり、
人、もの、金、技術の全ての面において、対応が遅れている企業も少なくありません。
これを実現するためにはデジタル技術の導入が必須です。
しかし、多くの企業はこのデジタルトランスフォーメーション（DX）に遅れを取っており、
データの活用やAIの導入に関する知識や経験が不足しています。
加えて、環境規制の強化により、工場のエネルギー効率の向上や二酸化炭素排出削減が求められており、
これに対応するのも企業にとって大きな負担となっています。
これらの課題を克服しなければ、未来の工場が持続可能であるとは言えません。
ビジネス環境の急激な変化に対応しながら、競争力を維持するためには、早急な対応が必要です。
これからの工場の方向性は、「スマート製造」
そんな中、日本の製造業に求められるのが「スマート製造業」です。
スマート製造とは、AIやIoT（モノのインターネット）など、工場の生産プロセスを高度に自動化・効率化する取り組みを指します。
具体的には、センサーによって工場内のあらゆる機器や製品のデータをリアルタイムで収集し、それをAIが解析することで、最適な生産計画や設備の稼働状況を管理します。
これにより、現場の無駄が把握でき、生産性の向上が可能となります。
例えば、従来は人の手によって行われていた品質検査も、AIが画像解析技術を用いて瞬時に行うことが可能となり、人的エラーを排除しつつ、より精度の高い品質管理が可能となります。
また、IoTを活用することで、設備の異常を早期に検知し、予防保全を行うことができます。
これにより、ダウンタイムの削減や生産ラインの稼働率向上が図られます。
スマート製造は、単なる技術革新ではなく、企業全体の競争力を高め、持続可能な成長を実現するための鍵となる概念です。
従来の工場運営からスマート製造への移行は、多くの企業にとって避けては通れない道であり、今後のビジネス戦略の中核となるでしょう。
当社の取り組み
当社では、このような現状に対して、デジタル技術、生産技術、補助金取得の3つの側面から日本の工場のDXのお手伝いが可能です。
例えば、印刷会社の段取り替え、食品会社の製造ラインの見える化、自動車修理会社の在庫管理など、多くの事例に取り組んでいます。
今年は、このような事例をさらに増やし、このブログでも紹介していきたいと思います。
今年は補助金の当たり年
このような取り組みを後押しする補助金が今年は大量にでます。
▼製造業のDXに使える補助金
・2025大規模成長投資補助金
・2025中小企業省力化投資補助金
・2025新事業進出補助金
・2025ものづくり補助金
などです。
明日以降、何回かに分けてこの補助金についてお話ししたいと思います。