DXと美濃焼 共通点は「用の美」

無印良品で気に入った
美濃焼の飯碗

先日、おちゃんが壊れたので
無印良品へ行きました。

前の茶碗はニトリだったのですが
すぐに割れたので
無印良品に来たんです。

普段使いで、
割れにくく、
洗いやすい

要求はそんなところだったので、
15分程度で買うお茶碗を
決めました。

こちらがその
お茶碗です。

瀬戸ものと
美濃焼の違い

買ってから知ったのですが
美濃焼でした。

美濃焼といえば、
多治見市、土岐市、可児市あたり
が産地です。

もう30年も前ですが
証券会社時代
私の営業エリアだった地域です。

当時、さまざまな陶器工場に
飛び込み営業しました。

仲良くなった社長さん
「この辺の陶器屋は景気が悪くなったら茶碗
景気が良くなったらコーヒカップを作るんだ」
と言っていたのを思い出しました。

今は、茶碗とコーヒーカップ
どっちを作っているかなー
とちょっと聞きたくなりました。

1300年続く
美濃焼の原点は
「用の美」

美濃焼は、よく瀬戸焼と比較されます。
瀬戸焼は高級品、美濃焼は生活用品
と言われているようです。

何かと全国区の産地である瀬戸と
比較されますが、負けることなく
今現在も盛んに作られています。

1300年も続いた理由は
「用の美」という考え方でしょう。

使い勝手のいい道具には
自然に備わる美しさがある
ということです。

自分の買った1,000円足らずの食器を
いいように言っているだけですが(笑)

「用の美」は「時間」が審査員
長く、使い続けられるもの
だけが残ります。

先ほどの経営者の言葉
「温度が高い焼き物ほど飽きがこない。」

 


生成AIに走る
マスコミと経営者

一昨年チャットGPTが突如出現し、
生成AIがブームです。

まさに、「時間」という審査員に
試されていますね。

ただ、今、生成AIといえば
セミナーは大盛況
研修も百花繚乱です。

私もせっせとセミナーに通い
新しい情報を入れています。

しかし、経営者仲間の加熱ぶりは
異常かなと思います。

知らず知らず、「生成AIバブル」が来ている
かもしれませんから、会社方針として、全振りはできません。

長期的視野で生成AIを考えた時、
生成AI以外の情報インフラの充実
を考える必要が絶対にあります。

それを進めない限り、
会社全体の戦闘力は
向上しないのです。

IT化でみんな孤独になり
組織の力がどんどん
弱くなっている

経営者が生成AIに夢中になっていて
「ChatGPT Pro」に3万円払っている
なんて話を聞きます。

しかし、社員さんとのコミュニケーションは
そのまま放置

なんて状況はあなたの会社には
ありませんか?

生成AIを否定しませんが
「何でもかんでも生成AI」という幻想
は捨てた方がいいと思います。

生成AIの成果を社員さんと共有し、
全体の付加価値を上げることに
集中すべきと思います。

例えば、メールとチャット。

日本人のビジネスパーソンは、
メールとチャットの処理に
1日平均3時間使っています。

10人の組織なら、
1日30時間、月間600時間です。

最低時給の全国平均1,055円で
計算して月間、63万円!

正社員の推定平均時給1,800円で
計算すると月間、108万円です。

多くの場合、これらの時間は
作業時間に含まれていて、
日報にもタイムカードにも出ません。

こうした足元の無駄を省かないと
会社が目に見えないコストアップで
沈没してしまいます。

グループウェアの関心が低い日本では
こうした無駄は全く放置されています。
対策もなければ、研修もありません。

生成AI一辺倒では
会社が危ない!

生成AI一辺倒では、やった感じに
なっているだけで会社の収益に
貢献していない可能性があります。

社内情報は、血液と同じ
通わなくなると、シビレて痛みもなくなります。

成長の鍵は
社員さんが持っている!

まずは、社員さんとの対話から始めましょう。
日頃実務をし、顧客と接している社員さんが、
その会社の成長の鍵を持っています。

デジタルや生成AIは残念ながら
その鍵は持っておません。

「時代は生成AIだ!」と思っていると
本当の成長の鍵や本当の危機の存在が
見えなくなってしまします。

まずは、社員さんの現状をよく聞き、
一緒に成長の鍵を探しましょう。

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