飛騨高山
平瀬酒造店さん
酒蔵見学
旅行先の高山で酒蔵見学を
させてもらえる幸運に
恵まれました。
訪れたのは平瀬酒造さん。
高山市内で「最古の酒蔵」
です。
日本食文化について
お話を聞く
15代目社長平瀬克祐氏が
自ら案内に立ってくださいました。
麹の発酵文化は、
日本食の土台
清酒づくりの麹の発酵文化が、
酢、みりん、味噌、醤油を作った
というお話は大変感銘しました。
全てが麹が土台になっていて、
麹+精米+酵母で清酒
ができ、
清酒の発酵をすすませれば
酢になり、
餅米と麹を発酵させず熟成すれば
みりんになり、
麹+大豆+塩を発酵させれば
味噌になり
麹+大豆+塩を発酵させた上で
上澄みを絞れば醤油ができます。
なるほど、日本食は、麹を土台にした
発酵文化なんだと納得しました。
酒蔵見学というより、
日本食の講義を聞いたような
素晴らしい解説でした。
酒造りとDXとは似ている!
お話を聞いて、中小企業のDX
と清酒造りは似ているなと思いました。
デジタル化やIT導入を
行なっても、
研修やトレーニング
がないと
DXの成果に
結びつきません。
酒造りでも、米と麹を仕込んだら
杜氏さんが、発酵状態をチェックして
撹拌を繰り返します。
よく見る長い棒でかき混ぜる
やつです。
この発酵の工程があってこそ
美味しい清酒ができます。
もし、杜氏さんのきめ細やかな
お世話がなかったら、
美味しい清酒はできません。
DXも同じです。
デジタル化やIT導入を行なったら
研修・トレーニング・改善活動を
行わないと、DXの成果には
結びつきません。
業者任せのIT導入で
社内研修が疎かに
なっていませんか?
IT補助金などで高額な
デジタル投資をする
企業があります。
高額なツールの導入を
業者主導でした企業は
社内研修が疎かに
なりがちです。
金額の高い業者さんは、
システムを売りたいが
手間のかかる社員研修は
したがりません。
結局、導入した企業の
責任において
しっかり研修する
必要があります。
今からでも遅くありません。
ぜひ、研修や改善ミーティングを
しっかりと行なっていきましょう。
デジタル導入したら
「発酵」する時間が必要!
そして、あまり
成果を焦らない
ということも酒造りから学べる
ポイントでしょう。
デジタルの導入から
成果を焦ってはいけません。
小さな成果は1年
大きな成果を出すには
3年は必要です。
DXを行うのは
人であって
デジタルツール
ではありません。
人が、納得し、使いこなし
成果に結びつけるためには
清酒の発酵工程のような
「熟成を待つ時間」が必要です。
「成果が出ていない!」と叱責したり
「もうだめ!」と決めつけて
プロジェクトを短時間で
止めたりする企業も
多いです。
それでは成果はなかなか
出ないことを
清酒作りが教えてくれます。
「発酵」は「待つこと」で、
なかなか経営者の思い通りに
「発酵」は進みません。
想定の2倍、3倍の
時間と忍耐力が必要でしょう。
その分、成果は企業の命運を
分けるものになるでしょう。
新商品や新サービスの開発で
企業価値が上がり、
顧客が増える。
そんなケースが
多くあるのも事実です。
デジタル導入からDXの
成果が出るまでには
継続的な努力が必要
デジタル導入から
DXの手順をしっかり踏めば
必ず成果が出てきます。
ただし、手順に沿わず、
成果を急いだり、業者任せにしたり
したら、デジタル導入の投資は
無駄になります。
言えることは、企業主導で
どこまでできるか。
社内の体制を共まで作れるか
にかかっています。
DXの成果は大きなものです。
しかし、成果に結びつける
のには工夫や努力が必要です。
デジタル導入を
成果に結びつけるのは
業者が言うほど
楽でも、簡単でも
ありません。
「いきなり生産性向上!」
なんてことはないのです。
セールストークに乗せられて
大規模な投資をする前に
DXの道筋をしっかり
描きましょう。
そして3年くらいの計画を
立てて
今から一つ一つDXを進めて
行きましょう。
そんな前向きな会社や経営者と
本当のDXをご一緒に
進めていきたいと思います。
読み返してみて、今日のブログは、
自分自身の戒めのための
もののように思えました。(笑)
ニューフォースからのプレゼントです!
このブログを読んで、
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