無料なのに画像処理能力がすごい!
今日の話題は、昨日に引き続き
最近リリースされた生成AI Geminiの
新機能「ナノバナナ」です。
まだ、出たばかりですが
無料で使えるのが本当に魅力です。
無料でGoogleアカウントにアクセスし
Geminiに移動、下記のボタンを押せば使えます。
スマホでも使えるのがいいです。


こんなバナナのイラストが可愛い。
ナノバナナは超軽量AIモジュールで、
Geminiの一部として
ドキュメントやスプレッドシートに常駐します。
下記のように、Geminiの入力画面の
「画像」のボタンを押すだけで使えます。
ちゃんと「バナナ」のイラストがついています。
一貫性が保てる
生成AIでの画像生成の悩みは
同じキャラクター・人物・構図などを
複数枚の画像や複数回の生成すると
同じように保てるないことが
悩みでした。
Nano-Bananaは、
Gemini 2.5ベースの
マルチモーダル拡張モデルであり、
入力画像(参照画像)をきちんと
理解・保持しながら生成や編集を
行う能力に優れています。
特に「部分編集(inpainting)」
が得意で、元の画像の特徴を壊さず、
指定した一部分だけを変更してくれます。
私の顔写真で実験してみました。
私のいつもの顔写真で試してみました。
この画像を使った理由は、
ナノバナナの特徴である
「一貫性」を確認するためです。

上記の写真をナノバナナにアップロードし
「腕組み」とプロンプトを
短く入力してみました。
すると下記の写真が現れました。
ちゃんと腕組みしていますね。
今までこういった作業は、
デザイナー泣かせで、
「もう少し下まで欲しい」
という画像でも自然に画像を足すことは
難しい作業でした。
しかし、ナノバナナではこうしたプロが
喜ぶような機能が無料で使えます。
しっかり背景も再生してもらえました。

着せ替えも自由自在
もうひとつ、「一貫性」を確認するため
ある画像の着せ替えにチャレンジしてみました。


こんな画像と、Amazonで見つけた洋服の写真を
アップロードしました。
そして、簡単に合成してください。
とプロンプトを入れてみました。
そうすると下記のような画像が現れました。
これはブティックやインテリアデザイン
など応用範囲が大変広いと感じました。
顔や背景など一貫性が保たれているのがよくわかります。

クリエイターに広がる可能性
漫画やイラスト制作では、
キャラがコロコロ変わるのは致命的でした。
でもナノバナナなら、その心配はいりません。
表情やポーズを変えても同じ人物のまま。
1話ごとにキャラが変わらず、安心です。
シリーズ展開もしやすくなります。
グッズや広告ビジュアルにも活用できます。
統一感あるデザインを大量生産できるので、
ブランドイメージ構築にも役立ちます。
一般ビジネスにも応用できる
クリエイターだけでなく、
一般のビジネス現場でも活用が進むでしょう。
SNS運用や商品紹介に大きな力になります。
例えば同じモデルが服を着替えるように、
商品を持ち替えた画像を次々生成したり、
背景を変えて世界観を演出できます。
写真撮影コストを抑えながら、
バリエーション豊かな素材が作れる。
これが企業にとって大きな武器になります。
ナノバナナが変える働き方
これまで数日かかっていた作業が、
数時間で終わる時代がやってきます。
少人数チームでも大量制作が可能です。
表現のハードルがぐっと下がることで、
誰もが「伝える」時代になります。
その中心にナノバナナがあるでしょう。
創造力を加速させる強力なツールとして、
今後ますます注目されるに違いありません。
