自社ツールを「手作り」する
引き続き金曜日のセミナーの内容です。
9月19日レジェンドプロジェクト主催の
ランチ交流会で登壇させていただきました。
その内容を書きますね。
ITツール丸投げ問題
今回お話しした一つは
ITツール丸投げ問題です。
丸投げが生む落とし穴
新しいITツールを導入するとき、
「とりあえず任せればいい」と考えがち。
しかし、そこに大きな落とし穴があります。
私自身、現場で多くの相談を受けます。
「導入したけど使われない」「効果が出ない」。
原因をたどると、丸投げ姿勢が見えてきます。
ツールは魔法の杖ではありません。
設定や使い方、運用ルールが重要です。
人が関わらなければ成果は出ません。
丸投げが引き起こす三つの失敗
一つ目は「目的不在の導入」。
なんとなく便利そう、で入れても、
現場はついてきません。
二つ目は「使い方の理解不足」。
社員が自分で触る機会がなければ、
すぐに使わなくなってしまいます。
三つ目は「運用改善の停滞」。
外部に任せきりでは修正できず、
結局現場に定着しません。
解決のカギは「手作りアプリ」
ここで役立つのがGoogle Workspace。
既存のGmailやスプレッドシートに加え、
「AppSheet」という機能があります。
AppSheetを使えば専門知識がなくても、
自社に合わせたアプリを
手作りで開発することが可能です。
例えば勤怠管理や営業日報など、
「現場に必要だけど市販にない」仕組みを
社員自身がつくれるのです。
私が体験した現場での変化
ある製造業の会社では、
日報アプリをAppSheetで作りました。
Excel入力をやめてスマホから登録。
最初は「アプリなんて無理」と
不安がっていた社員も、
数日で慣れて改善要望を出してくれました。
この経験を通じて私が感じたのは、
「自分たちで作るからこそ、
現場が自走する」ということです。
Shigotobaで自走型DXへ
ITツールは導入して終わりではなく、
使い続けて初めて成果が出ます。
そのために「手作り」が効くのです。
ニューフォースが提案するShigotobaでは、
Google WorkspaceとAppSheetを組み合わせ、
現場に根付く自走型の仕組みを支援します。