違和感こそがDXの源泉

AIコンサルタントが急増

最近、異業種交流会に参加すると
1割くらいはAIにまつわる業種の
方です。

このところの生成AIの急速な進化は
そうした新たな産業を生み出す
インパクトがあるのでしょう。

お話を聞くと、生成AIを使うことで
様々な分野が便利になったり
応用が可能になったり
未来に期待が持てるお話が聞けます。

どこまでがAIなのか

しかし、どこまでがAIなのか
生成AIについて
どこまでの知識があるのか

生成AIがどのように
私の会社に役立つのか?

そのあたりがよくわからない。
なんとなく違和感があります。

「生成AI以外で得意なこと」
もっと話したいと思ってしまいます。

その方のストーリーとか
趣味とか、
どうして今の仕事を始めたのか
とか。

違和感をスルーする組織は止まる

多くの企業が「DXを進めよう」と言いながら、
実際には形だけのデジタル化で終わってしまう。
なぜでしょうか? 理由は簡単です。

“現場の違和感”を拾い上げていないからです。
現場の人こそ、毎日課題に触れている。
そこにこそ、真の改善のヒントが眠っています。

しかし、その声が「前例がない」「コストがかかる」と
上層部で握りつぶされることも少なくありません。
結果、DXは「改革」ではなく「手段」
に変わってしまうのです。

違和感は未来のサイン

違和感とは、現状と未来のズレを教えてくれる感覚。
つまり、それは“変化の予兆”でもあります。
感性の鋭い人ほど、このサインを見逃しません。

「なんか不便だな」「ここだけ浮いてるな」。
そんな一言が、次のビジネスチャンスを生むんです。
AIやシステムは、その後で支える“道具”にすぎません。

DXの本質は「共感と挑戦」

DXを進めるうえで最も大切なのは、
技術よりも「人の気づき」を活かす文化。
その気づきが共有されることで、
組織全体が動き出します。

違和感を声に出せる風土があるかどうか。
その一点が、DX成功の分かれ道です。
言葉にした瞬間から、改革は始まります。

私も経営の現場でよく問いかけます。
「今のやり方、ほんとにベストですか?」と。
たったその一言が、全員の視点を変えていくのです。

    TOP