なぜ「心が動かないDX」は 失敗するのか?

DXセミナーの講師に
お招きいただきました。

先日は学校法人愛知産業大学様で
セミナーに招待いただきました。

各学校の責任者の方に
お集まりいただき
DXの必要性や手順・実践例など
をお話しさせていただきました。

その際、お話をさせていただきました
大きなテーマがこちらです。

心が動き
人が動き
数字が動く

DXをツール導入だと
誤解する方も
多いと思います。

しかしDXはこの順番じゃないと
必ず失敗します。

心が動くのは「人」だけ

生成AI万能のような
風潮ですが、
生成AIはあくまで
道具です。

生成AIは目的に対して
ブレることはありませんが
人の心は常に揺らいでいます。

過去の経験や未来の希望
色々なものに心が動きます。

DXを成功させるには
この「心の揺らぎ」
はどうしても必要なのです。

なぜ「心が動かないDX」は
必ず失敗するのか?

デジタルトランスフォーメーション、いわゆるDX。
多くの企業が取り組んでいますが、成果が出ない。
その理由、実は「心」が置き去りになっているからです。

私はこれまで多くの現場でDXを見てきました。
最新のツールを導入しても、社員が動かない。
それではDXは「形だけの改革」になっているからです。

技術だけでは人は動かない

人が変わるのは、技術ではなく「意味」です。
「なぜこの変化が必要なのか?」が腑に落ちない限り、
どんな仕組みも機能しません。

例えば、紙の申請をデジタル化しても、
社員が「便利だ」と感じなければ使われない。
心が動いていないから、結局旧来の方法に戻るのです。

共感が生まれるDXとは

DXの成功企業には共通点があります。
それは「人の感情」に焦点を当てていること。
「業務を変える」のではなく「働き方を変える」視点です。

私の経験でも、現場の声を拾い上げたとき、
初めてDXが“自分ごと”として動き出しました。
トップダウンだけでは、本当の変化は起きません。

あなたの組織ではどうですか?

もしかすると、DXの議論が「システム導入」中心に
なってはいませんか?その瞬間、心は離れていきます。
人は「関われる」とき、初めて動くものです。

一人ひとりの意見を聞き、想いを乗せる。
その積み重ねが、真のDXをつくります。
心が動けば、技術は自然とついてくるのです。

DXは“人の変化”の物語

DXとは、デジタルではなく「人」の変革です。
システムの導入より、まず心の共感をつくること。
その先にこそ、持続的な変化が生まれます。

あなたの組織のDX、心は動いていますか?
もし少しでも違和感を覚えたなら、
それこそが“本当の変化”を始めるサインです。

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