評価の不満はどこから生まれるのか
評価に不満があると感じる瞬間は
経営者にも社員にも
一度は必ず訪れるものです
多くの経営者は
給料が足りないからだと
無意識に考えてしまいます
しかし現場の声を丁寧に聞くと
本当の原因は
別のところにあると感じます
本当に欲しい報酬に気づく瞬間
評価不満の正体は
金額そのものではない
ケースがほとんどです
自分の頑張りが
どう見られ
どう扱われたのか
私は面談の場で
給料より評価に
強い感情を持つ社員を見てきました
あなたの会社では
その評価理由を
きちんと言葉にできていますか
昇給は安心を支える役割
昇給はもちろん
生活を守るために
欠かせない施策です
ただそれは
不満を抑えるための
最低条件にすぎません
人は良い状態にも
必ず慣れてしまう
生き物だからです
その先に
何が残るのかを
考えたことはありますか
人は承認で力を発揮する
人は認められたときに
最も力を発揮する
存在だと感じています
やったことが
見える形で残り
きちんと語られる
それだけで
人は自分で考え
自然と動き始めます
最近あなたは
誰の成果を
言葉にして伝えましたか
DXは効率化だけの話ではない
DXという言葉は
便利なツールを
入れることだと思われがちです
しかし本質は
評価や成果を
見える形にする仕組みです
結果だけでなく
過程も共有できる
力を持っています
だから私は
人のためのDXを
一貫して伝え続けています
道具だけでは何も変わらない
昔の取引先で
業務改革のために
パソコンを導入しました
ところが翌日
そのパソコンは
仏壇に供えられていました
道具を渡しただけでは
人も組織も
変わらないと痛感しました
あなたの会社のDXは
道具止まりに
なっていませんか
納得感が組織を前に進める
評価の基準が
見えている組織では
人は前向きに働きます
結果も過程も
正しく扱われている
という安心感
この納得感こそが
お金以上の
大きな報酬になります
それを生み出すのが
人中心のDXであり
私たちの仕事です
気づいた人から変わり始める
評価に悩みを感じたら
まず仕組みそのものを
見直してみてください
人を変えるのは難しい
でも仕組みは
必ず変えられます
DXは難しい話ではありません
順序を守れば
確実に前へ進みます
その最初の一歩を
一緒に考える存在で
ありたいと思っています