守りのDXから攻めのDXへ転換しよう!

2024年10月19日
DX白書2023を見ていたら、興味深いグラフがありました。

それは、日本とアメリカのAIの導入目的の比較を調べたグラフです。

出典:DX白書2023(IPA発行)

ざっくり分析すると、
「新サービスの向上」、「新製品の創出」、「既存製品の高度化」、「集客効果の向上」など、「売上の向上、新製品開発などの攻めの戦略」に AIを活用しようとする企業はアメリカは日本の2倍くらい、
一方「品質向上」、「ヒューマンエラーの低減、撲滅」、「生産性向上」など「コスト削減、生産性向上など守りの戦略」にAIを活用しようとする企業は、日本がアメリカの2倍くらいということになります。

今回は「 AIの導入目的」というテーマですが、DX全般にこのような傾向があるのは明らかでしょう。

日本は製造業が多いからという背景もあるかもしれませんが、お客様を回っていても、時間短縮やコスト削減にAIやDXを活用しようというご相談はよく受けるのですが、売上向上にDXを活用しようというお話はあまり聞きませんねー。

「コスト削減」が悪いわけじゃないんです。
なんとなく節約、倹約の「チマチマ感」が日本のDXにつきまっといることを危惧しています。

「コスト削減」を自社にとどめず、「日本の同業者に販売する」ことも可能です。
守りのDXをさらに突き詰めて攻めのDXに変えると、かける予算も、スタッフのやる気も、協力してくれる会社も変わります。

 

攻めのDXが想像つかないと言われる方は、下記のホームページを見てください。
熊本県の小中学校の生徒から募集された未来のDXのアイデアを競うコンテストの入選作品です

2023 DX-NEXT夢コンテスト受賞者発表(入選)
http://www.nextkumamoto.or.jp/yumecon/2023/nextyumecon2023.html

どうでしょうか?
笑えるもの、すぐに使えるもの、んんんんなもの、いろいろありますね。
でも本当に頭を柔らかくして考えたら、我々もこんなアイデアを作り、実現できるかもしれません。
未来のDXされた姿を文字ばかりじゃなく、絵に書いてイメージするのもいいかもしれませんね。
それが、オフィスの未来が変わるきっかけになるかもしれません。

守りのDXは理論や帳面から導き出せますが、攻めのDXは想像力やワクワク感が必要です。
日本の企業も本気で「自らの想像力を掻き立てる!」「みんなでワクワクする!」といったことを仕事にする必要があるのではないでしょうか?
そういった意味で、日本のDXはまだまだアメリカに及ばないと思います。
ぜひ、守りのDXから攻めのDXへ転換し、元気でワクワクするDXをご一緒に進めましょう。

 

 

 

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