チャットGPTで広がるアプリ開発の可能性

2024年12月20日
当社でも、Google Workspaceのアプリ開発にチャットGPTが活用できるようになり、飛躍的に自動化が進展しました。
Google Workspaceを活用したアプリ開発がどのように進化し、どのような可能性が広がるかについて解説します。

Google Apps Script(Google Workspaceのプログラム)の生成が誰でも可能になった!
Google Apps Scriptとは、スプレッドシートやGoogleドライブに自動的に作業をさせる機能のことをいいます。
当社では、アルバイト社員の女性が自分の作業の効率化のために、コードを書いています。
その際、利用しているのがチャットGPTです。チャットGPTを活用することで、Google Apps Scriptのサンプルを素早く生成可能になりました。
具体的な要件を入力するだけで、動くコードを短時間で作成できるため、アプリ開発の初期段階を大幅に短縮するのです。

どうやってプログラムを作るの?
チャットGPTに「こんな業務を自動化したい」と相談すると、Google Workspaceのアプリ(スプレッドシート、ドライブ、Gmailなど)を組み合わせた具体的なアイデアを提案してもらえます。例えば、「Google カレンダーから指定したイベントをスプレッドシートに転記するアプリを作りたい」と指示すると、必要なApps Scriptのコードや手順がすぐに提供されるのです。

どんなアプリが作れるの?
Google Workspaceのアプリ間(Gmail、スプレッドシート、カレンダー、ドキュメントなど)の高度な連携が可能になります。
プログラマーじゃなくても、簡単に扱えるローコード環境であると同時に、スクリプトを使えば柔軟なカスタマイズも可能

どんなメリットがあるの?
Google Workspaceの各アプリには専用のAPIが用意されており、外部ツールやサービスとの連携が簡単。
チャットGPTがAPIリクエストコードを生成することで、開発者の負担を軽減します。

スマホでも使えるの?
驚くべきことに作成したアプリケーションはモバイルデバイスでも利用可能です。
例えば、Google フォームやカスタムGoogle Apps Scriptを使ってフィールド作業を効率化するアプリが開発可能になります。

具体例は?
1.Gmail自動返信アプリ:条件(特定の件名や送信者)に応じて自動返信するスクリプトを簡単に構築。
2.スプレッドシートを使った在庫管理システム:商品データを入力し、在庫数に応じた通知を自動化。
3.Google カレンダーのスケジュール調整:チーム全員の空き時間をスプレッドシートにまとめ、最適な会議時間を提案するアプリ。
4.Google ドライブのファイル整理ツール:指定フォルダ内のファイルを条件に応じて自動分類するスクリプトを作成。

結論
チャットGPTとGoogle Workspaceの組み合わせにより、これまでのアプリ開発の敷居が大幅に下がりました。
プロトタイプから実運用レベルのアプリまで、スピーディーかつ柔軟に構築できる時代が到来しています。
ノンコード/ローコードを駆使しつつ、AIの力でイノベーションを加速することが可能です。

     

     

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