2024年12月9日
一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2021」によれば、日本のビジネスパーソンは1日平均69分をメールの閲覧に費やしています。
具体的には、1日に平均51.1通のメールを受信し、1通あたり平均1分21秒かけて読んでいます。
さらに、メールの送信にも時間を使っており、1日平均13.63通のメールを送信し、1通の作成に平均5分56秒かかっています。
これにより、1日81分をメールの作成に費やしています。
合計すると、日本のビジネスパーソンは1日平均2時間30分をメールの処理(閲覧と作成)に使っていることになります。
なんと、24時間しかない1日の10%がメールに費やされているんですね!
こんなに大事なビジネスメールですが、ビジネスメールの社員研修があるのは7.81%にすぎません。
出典:一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2024」
ビジネスで頻繁に使われるメールですが、それを体系的に学ぶ機会は驚くほど少ないのが現状です。
多くの職場では、OJTと呼ばれる方法で上司が部下のメールを添削しながら指導を行います。
しかし、この「指導する側」の上司自身も、メールの使い方や書き方について正式に学んだ経験があるわけではなく、
自身の感覚や経験則に基づいて教えることがほとんどです。
しかし、もしメールの基本ルールや型を学び、理解することができれば、このような悩みは大きく減少します。型が身につけば、メールを書く時間も大幅に短縮できるでしょう。そして何より、メールの良しあしを最終的に判断するのは、受け取る相手です。つまり、「正解」は自分の中にはなく、世の中にも唯一の答えが存在しないのです。
そのため、多くの人とコミュニケーションを取りながら自分なりのスタイルを確立していくのが理想的ですが、現実問題として、それには膨大な時間がかかります。だからこそ、メールの事例を豊富に持つ研修機関で学ぶことには、大きな合理性があります。効率的に学び、型を身につけ、必要なスキルを短時間で習得することができるからです。
メールは、仕事の効率や信頼に直結する大切なツール。
だからこそ、もっと多くの人がその書き方を体系的に学ぶべきではないでしょうか?