生産性向上の鍵はツールではなく“リーダーの発信”にある

生成AIに仕事を奪われないために読む本 

広島のセミナーでの衝撃が
まだ生々しい、フューチャリスト友村晋さん
の本を読みました。

生成AIに仕事を奪われないために読む本
出版:日経プレミアシリーズ
著者:友村晋
https://www.amazon.co.jp/dp/4296207687

一時情報収集力の重要さ

私たちは、マスコミや専門家の垂れ流す
もっともらしい二次情報を蹴散らして
自分の見たもの、体験したことを
信じなければならない。

そんな強いメッセージをこの本から
感じました。

一次情報(体験)の前には
生成AIもひれ伏す!

生成AIが最も弱いところが体験、
そのこともよくわかりました。

会いに行くこと
見に行くこと
驚くこと
悩むこと

老いも若きも、
どんな職業の人も
自分の身の回りの人や次の世代のために
良い社会を残していく。

体験し、失敗して
人間らしく生きている。

そんな勇気をもらえる
本でした。

私も「人中心のDX」
を突き詰めていく勇気と決心を
改めて確認することができました。

今日も私の「体験」から
始めていきたいと思います。

生産性が上がらない本当の理由

DXのためにツールを入れたのに
なぜ会社が変わらないのか。
多くの経営者が抱える共通の悩みです。

実は原因はツールではありません。
社員の能力でもありません。
鍵を握っているのは“リーダーの発信”です。

私自身もDX支援の現場で
同じ壁にぶつかった経験があります。
だからこそ、このテーマは痛いほど分かります。

心が動かない発信は、行動を生まない

よく耳にする発信があります。
「おれはIT弱いから任せた」
「デジタルは若い人にやってほしい」

これは一見、謙虚な発言に見えますが
実は“責任の丸投げ”として受け取られやすい。
社員のやる気は上がりません。

逆パターンもあります。
「生成AI使え」「もっと成果を出せ」
こんな発信ではプレッシャーしか残りません。

心が動いていないのに
生産性だけ上げようとしても
人は機械ではないから動かないんです。

心を動かす発信とは何か

では、どんな発信が生産性につながるのか。
ヒントはとてもシンプルです。
「俺も勉強するから一緒にやろう」

この一言には
覚悟・姿勢・伴走意識がすべて入っています。
人は“共に挑むリーダー”に心が動きます。

実際、私のクライアント企業でも
社長自身がAIを触り始めた瞬間
全社の学習スピードが一気に変わりました。

共に挑む組織は生産性が加速する

読者の皆さんに聞きたいのですが
今、社員はどんな気持ちで働いていると思いますか?

「言われたからやる」のか
「一緒に未来を作りたい」のか
この“温度差”こそが生産性の差です。

人の心が動けば
自ら学び、自ら試し、自ら成果を出す。
DXはこの循環が起きた時に初めて成功します。

人が主役のDXへ舵を切る時

DXとはシステム導入ではなく
“仲間が自走する環境づくり”です。

その第一歩はツールでも研修でもなく
リーダーのたった一言の発信。

もし会社を本気で変えたいなら
今日の会議でぜひ言ってみてください。
「俺も一緒に勉強する。だから一緒にやろう」

その発信が
あなたの会社に“心が動くDX”を呼び込みます。
そして生産性はツールを超えるスピードで上がります。

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