クリスマスに感動したこと

2024年12月28日
私は2024年12月25日クリスマスの日、私はある会合で、
大先輩であり恩師であるNさんとご一緒していました。
Nさんは私が新卒で就職した会社の支店長で、大変お世話になりました。
仲人もしていただき、私の人生を変えてくれた方のお一人です。

さて、その会合に、今回、初めてお越しになる方がお見えになりました。
その方は、全員が初対面なので少し緊張されておられました。

その方を見るなり、Nさんはその方のところに歩み寄り「あなたとは二十年前に一度〇〇でお会いしています。」
と満面の笑みで握手をされたのです。

その方にも笑顔が溢れ、そのあとは、初対面とは思えない打ち解けた話となりました。

Nさんは、すでに70歳を超え、大手金融機関の役員を歴任されています。
膨大な数の出会いの中で20年前のその方との出会いがよほど印象的な出会いであったんだなと
その出来事を深く考えずにいました。

しかしあとで、Nさんが、新人時代から今までずっと交換した名刺を保存しており、
今回、事前に渡された出席者の名簿を見て、
膨大な量の名刺の中から、その方の名刺を見つけ出し、その場に臨まれたことを知りました。

私は、その事実に心の底から衝撃を受けました。
最近は、異業種交流会などで私もたくさん名刺を交換しますが、仕事で関係のある人以外は放置してある名刺も少なくありません。
ましてや20年前の名刺など1枚も保存していません。
自分はここまで出会いを大切にしていなかったと自分を恥ずかしく感じました。
また、Nさんが誰からも愛され、大手金融機関の役員を歴任される理由を垣間見せていただいた思いでした。

Nさんにとって名刺は単に名前と肩書きを刷り込んだ紙ではなく、商品の売る対象でもなく、「出会いそのもの」だったのです。

名刺データをデジタルにすることは今や常識で、一つの出会いは、エクセルの1行になりつつあります。
でも、その一行は、一期一会の出会いの記録です。
私はその一行の大切さを思うところからDXを始めていきたいと思います。

     

     

     

     

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