Googleの哲学がわかるフワちゃん事件

2024年12月14日
フワちゃんはずっとGoogle Pixelのコマーシャルにでてましたよね。

グーグルのPixelシリーズは、世界的にはそれほど人気があるスマホではなく、お膝元の米国での市場シェアは2%に満たないとの調査もあるそうです。

一方、日本ではソフトバンクが長年にわたって調達を続けており、グーグルは日本向けにSuicaが使えるFeliCa搭載モデルを用意するなど期待に応えてきました。そしてドコモが再び採用したことで、2023年には国内スマホで2位、Androidではトップを争うまでになりました。

フワちゃんは2022年のPixel 7世代から起用されており、「消しゴムマジックで消してやるのさ」というフレーズが印象に残っている人が多いでしょう。2023年にZ世代に流行した言葉として7位にランクインしたとの調査もあります。

フワちゃんがGoogle Pixelの躍進を支えたといわれているようです。

しかし、2024年8月4日タレントのフワちゃんがSNS上でお笑いタレントのやす子さんに対して不適切な投稿を行い、批判を受けることとなります。

ここからのGoogleの対応は本当に素早かったです。

事件を受け、フワちゃんが出演していたスマートフォン
「Google Pixel」のCM動画は、8月6日までに全て非公開となりました。

投稿が8月4日深夜だということを考えると、
・Google Pixel普及の功労者であるフワちゃんの扱い
・何億もかけ、影響力が大きいCMの非公開
・声明文の発表
などの経営判断を24時間以内に処理したことになります。

グーグル合同会社は、この対応について
「他者を尊重しない行為に関しては厳格なポリシーを有しています。
この度は該当するタレントを起用したGoogle Pixelで展開している
広告・販促物などの掲載を停止いたしました」と説明しています。

私は、件を通して、Googleの哲学がしっかり機能していることに改めて信頼感を抱きました。

「我々はもっとGoogleを信頼していい。」と私はいつも思っています。
それは、こうした理念での製品開発の考え方が、ベビーユーザーにはどんどん伝わってくるからです。
Google Workspaceを会社のグループウェアとして全面的に採用すると決め、
DXを進めています。

こうした企業ポリシーもグループウェア導入ではとても大切なことだと私は考えます。

     

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